19日前場の東京市場は小反発。
前週末の終値近辺で落ち着いた寄り付きとなったものの、戻りは鈍く、一進一退で前場の取引を終えた。
業種別では、石油・石炭製品、金属製品、建設業が値上がり率上位。
一方で、電気・ガス業、空運業、鉄鋼業が値下がり率上位となった。
売買代金上位は、東京電力ソフトバンクトヨタDENA三菱UFJなど。

米国株式市場の軟調な地合いを受けて、朝方の東京市場は動意が薄い。
日経平均は13600円台でもみ合いとなった。
東証1部の値上がり銘柄数は966、値下がり銘柄数は605となっており、買いが優勢。規模別株価指数は大型が下落、中型、小型が上昇した。
JXエイベックスソフトバンクが高く、JFEHDホンダJALが安い。
米株安を嫌気した短期筋の売りを吸収する格好で、底堅く始まった。
ただ、お盆休み明けの市場参加者は様子見姿勢をとる向きが多く、上値を買うには材料不足なことから買いも限定的となり、売り買い交錯となった。
日経平均は、前引けでプラス圏を保つも上値追いの兆候は見られない。
100日移動平均線(13779円)まで戻れないとなると、再度、下値を試す動きも考えられる。
この場合、16日安値(13532円)や心理的な節目の13500円を試す展開が想定されるところ。