21日前場の東京市場は続落。
小高く寄り付いたものの、反発力に欠ける展開で徐々に値を消して前場の取引を終えた。
業種別では、空運業のみが値上がりする一方で、電気・ガス業、その他金融業、鉱業が値下がり率上位となった。
売買代金上位は、東京電力トヨタソフトバンクDENAマツダなど。

NYダウの5日続落を受けて、朝方の東京市場は下値模索。
日経平均は13300円台を割り込んだ。
東証1部の値上がり銘柄数は429、値下がり銘柄数は1143となっており、売りが優勢。
規模別株価指数はすべて下落した。
東京エレクトロン三菱商事三菱地所が高く、DENA武田薬トヨタが安い。
米長期金利の上昇一服を受けて、買い戻し優勢で始まった。
一方で、一巡後は新興国市場の動向を見極めたいとして様子見姿勢となり、伸び悩みから下落に転じた。
薄商いが続くなか、物色の対象は7-9月期の受注が上向きとの報道を好感した東京エレクトロンや、外資系証券がレーティングを引き上げたディスコなど、一部の銘柄に限られた。

日経平均は朝高も、プラスを保てなかった。
チャートでは、6月27日高値13213円と同月28日安値13354円のマド埋めが視野に入っている。
後場も戻りの鈍さが意識されれば、これを埋める展開もあり得る。
昨日同様に先物への仕掛け売りには要注意。