23日前場の東京市場は小幅続伸。
買い優勢で寄り付いたが上値が重く、上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
業種別では、非鉄金属、その他金融業、情報・通信業が値上がり率上位。
一方で、陸運業、化学、電気機器が値下がり率上位となった。
東証1部の売買代金上位は、ソフトバンクトヨタ熊谷組日本電産ケネディクスなど。

他には黒猫のウィズが1000万ダウンロード達成で【3668】コロプラが再度3000円回復。
【3623】ビリングシステム信用取引規制が解除で大幅高となったほか、電子書籍関連パピレスがストップ高で【3658】イーブックなども高い。

米国株式市場の上昇を受けて、朝方の東京市場は強含み。
日経平均は14700円台で底堅い値動きとなった。
東証1部の値上がり銘柄数は964、値下がり銘柄数は586となっており、買いが優勢。
規模別株価指数はすべて上昇した。
熊谷組日本電産ソフトバンクが高く、OLCファナック日東電工が安い。
9月の米雇用統計の低調な結果を受けて、米量的金融緩和策が当面継続されるとの見方が広がった。
余剰資金が株式相場の上昇を支えるとの期待で買われた米国株の流れを受け継ぎ、国内市場は買いが先行。
一方で、ドル円相場が円高・ドル安基調に傾いたことから上値買いには慎重姿勢となり、一巡後は戻り待ちの売りに押された。
日経平均は14800円を前に失速し、一時は前日比マイナスに転じる場面があった。
後場も高値警戒感による売りに上値を阻まれる可能性が高い。
14700円近辺で方向感を探る展開が予想される。