25日前場の東京市場は反落。
売り先行で寄り付いた後も買い手控えとなり、下げ幅を広げて前場の取引を終えた。
業種別では、保険業の1業種のみが値上がりする一方で、情報・通信業、パルプ・紙、陸運業が値下がり率上位となった。
東証1部の売買代金上位は、ソフトバンク熊谷組トヨタ日立ケネディクスなど。

米国株式市場は反発したものの、朝方の東京市場は軟調。
日経平均は一時14300円を割り込む展開となった。
東証1部の値上がり銘柄数は374、値下がり銘柄数は1243となっており、売りが優勢。
規模別株価指数はすべて下落した。
熊谷組村田製作所三菱自が高く、トヨタ三井住友ソフトバンクが安い。
欧米株の上昇を好感した買いが限られる一方で、為替相場における円の高止まりが嫌気された。
輸出関連株を中心に幅広い銘柄が売られる中、LINEの上場観測を手掛かりに、アドウェイズネオスなど関連銘柄の一角に短期資金が向かった。
日経平均は朝安後も値を戻す兆しが見られず、じり安となった。
前引け時点、辛うじてきのうの安値(14273円)を保ったが、これを割り込むと見切り売りが膨らむ可能性もあり、後場の動きには注意したい。