30日前場の東京市場は反発。
高寄り後も底堅さを保ち、上値を伸ばして前場の取引を終えた。
業種別では、すべての業種が値上がりするなか、その他金融業、証券商品先物、パルプ・紙が値上がり率上位となった。
東証1部の売買代金上位は、ソフトバンクトヨタ三住建設東京電力野村HDなど。

NYダウの過去最高値更新を受けて、朝方の東京市場は堅調。
日経平均は14500円台に乗せた。
東証1部の値上がり銘柄数は1159、値下がり銘柄数は460となっており、買いが優勢。
規模別株価指数はすべて上昇した。
【2914】日本たばこ産業【6395】タダノ【6645】オムロンが高く、【6857】アドバンテスト【6954】ファナック、が安い。
欧米株高の流れを受け継ぎ、買い先行で始まった。
一巡後は利益確定売りが上値を押さえたものの、米量的緩和政策が当面続くとの見方が日本株にも追い風となり、上昇を後押しした。
また、個別企業の決算発表が本格化するなか好業績銘柄への物色意欲も強く、タダノオムロンなどが値を飛ばした。
日経平均は、節目の14500円を超えてきた。
今後は25日移動平均線(14381円)をサポートに上値を目指せるかが焦点となる。

全体的に輸出の主力、金融、建設、好決算銘柄以外は買い難い状況。
また上値も重いことから後場は様子見、押し目狙いに徹したほうが無難か。
買い材料が少ない状況だけに週末に向け再度売り込まれる可能性も考慮しておこう。