31日前場の東京市場で日経平均は小反落。
高安まちまちで寄り付いた後も動意が薄く、方向感を見いだせずに前場の取引を終えた。
業種別では鉱業、海運業、ガラス・土石が値上がり率上位。
一方で、空運業、鉄鋼、証券商品先物が値下がり率上位となった。
東証1部の売買代金上位は、日立ソフトバンクトヨタパナソニックANAなど。

米国株式市場の反落を受けて、朝方の東京市場は弱含み。
日経平均は14500円を割り込んだ。
東証1部の値上がり銘柄数は832、値下がり銘柄数は770となっており、やや買いが優勢。
規模別株価指数は大型が下落し、中型、小型が上昇した。
花王ガイシ日本電産が高く、NECGSユアサホンダが安い。
米量的金融緩和策の縮小時期を巡り先行き不透明感漂い、積極的な売買が手控えられた。
利益確定売りが上値を押さえる一方で、為替相場が落ち着いた動きを示すことから下値は売りづらい。
こうした中、投資家の目は決算発表がらみの銘柄に向かい、花王ガイシなどが買われた。
日経平均は、売りに押され節目の14500円を維持できなかった。
他方、TOPIXはわずかながらプラス圏を保っている。
日銀政策決定会合の結果を受けて、後場から動きが出るか見極めたいところ。