世界的な株安の流れに東京市場も飲み込まれる形となった。
東証1部の騰落銘柄数は値上がりはわずか29にとどまり、値下がりは1744と東証1部の約98%の銘柄が下落。
日経平均は心理的節目である15000円を終値ベースで辛うじて維持したものの、昨年11月8日以来となる75日線割れが示現。
新興国通過の急落から円買いの流れが続いているほか、米FOMCや12月の雇用統計といった重要イベントを控えているだけに、値ごろ感は出ていながらも買いを入れにくい状況が続きそうだ。

レーティング引き上げや業績以外の物色では、ゲーム関連株の逆行高が目に付いた。
「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」の提供開始で動意付いたスク・エニがきっかけとなり、今秋に「モンスターハンター4G」を発売すると発表したカプコン、スマホ向けゲーム「ワンピース トレジャークルーズ」を今春から配信すると発表したバンダイナムコも反発。
材料目白押しとなったことが手掛かりとなったが、短期資金の緊急避難的な受け皿といった感があり、急上昇の反動が警戒される。