29日の東京市場は大幅反発。
新興国の通貨安が一服したことに加え、米主力企業の決算が概ね良好だったことが追い風となり、前日まで4日続落の日経平均は反発した。
後場にかけては先物に断続的な買いが入ったことで上げ幅を拡大した。
個別では3月期末配当を増額した【4684】オービックが大幅高で年初来高値更新。
韓国のサムスン電子に70型以上の液晶パネル供給を打診されたと報じられた【6753】シャープが大幅高。
また、人気の【4751】サイバーエージェント【9684】スクウェア・エニックスなどが堅調だった。
一方、前場大幅上昇したエイチームは利益確定売りに押され急落。

売買代金上位はスク・エニソフトバンクエイチームトヨタシャープなど。
業種別では33業種すべて上昇しており、特にその他金融、パルプ・紙、倉庫・運輸、非鉄金属、証券などの上げが目立つ。
東証1部の出来高は23億6372万株、売買代金は2兆4778億円。
騰落銘柄数は値上がり1716銘柄、値下がり47銘柄、変わらず12銘柄。

新興国リスクの後退で全面高となったが今晩の米FOMCの結果次第では再度逆戻りの可能性もあるだけにしっかりとした方向性が見えるまでは引き続き警戒はしておいたほうがいいとの事。