19日の東京市場は反落。
日銀の貸出支援基金の規模拡充を手掛かりに大幅高となった前日相場の反動から、利益確定売りに押され軟調に推移した。
寄り付き直後に下げ幅を広げたが、前場中頃にかけて下げ渋った後は材料不足から小幅な値動きにとどまった。
個別では、三菱UFJが目標株価を引き上げた【6702】富士通、黒猫のウィズが2000万ダウンロード達成の【3668】コロプラ、モンスターストライクの売り上げ好調な【2121】ミクシィなどが堅調。
米ストラタシス社の新3Dプリンター販売が材料視された【9972】アルテックは一時ストップ高の大幅上昇となった。

売買代金上位はソフトバンク三菱UFJみずほトヨタマイクロニクスなど。
業種別では、値上がりは鉱業、石油・石炭、その他製品、パルプ・紙、サービスなど。
値下がりはゴム製品、鉄鋼、その他金融、証券、不動産などが上位に並んだ。
東証1部の出来高は22億7740万株、売買代金は1兆8994億円。
騰落銘柄数は値上がり529銘柄、値下がり1141銘柄、変わらず111銘柄。

前日は日銀による貸出支援制度の拡充・期間延長決定を受け大幅高となったが、やはり完全なるトレンド転換とはいかず不安定な相場は継続している。
今晩米市場で発表される1月28・29日開催のFOMC議事録、明日に予定されている中国2月HSBC製造業PMI、22-23日に開催されるG20を通過、方向性がはっきりするまではポジションは極力軽くし臨機応変に対応できるようにしておいたほうがいい。