26日の東京市場は反発。
米株高を好感して朝方は買い先行となった。
ただ、寄り付き以降は伸び悩み、前場中頃にかけて日経平均は下落に転じる場面もあり、上値の重さが意識された。
個別では来期の増益・増配観測が材料視された【2503】キリンHD、ロケット事業に期待がかかる【7011】三菱重工業などが堅調なほか、【6871】日本マイクロニクス【2121】ミクシィなど直近下げの大きくかった個人に人気の銘柄が大幅上昇。
また、ゲーム関連、ネット関連株なども好調と展開となっている。
一方、本日サイバーダイン上場、材料出尽くし感からロボット関連、菊池製作所はストップ安。
他の関連銘柄も軒並み大幅安となっている。

業種別では食料品や機械、保険などが高く、陸運や電気・ガス、その他金融などが安い。
東証1部の出来高は11億1063万株、売買代金は1兆192億円。
騰落銘柄数は値上がり1077銘柄、値下がり605銘柄、変わらず116銘柄。
業業績が好調なため下値は堅い一方で、消費税増税を控えている上、経済政策に目新しい話題もないため株は中長期では買いにくく、SQ値(1万4429円)近辺で落ち着く時間が長くなっている。
このため短期売買と割り切り、新規公開株や中小型株に資金をシフトする参加者が増えているとの見方が多い。