17日の東京市場は小反落。
前日大幅高の反動から朝方は利益確定売りで軟調な寄り付きとなったが、下値は限定的。
米株高や円安基調といった外部環境の好転、30日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が実施されるのではないかとの期待が再浮上したことなどから、指数は前場の早い段階でプラス圏に浮上した。
ただ、買い優勢ながら値がさ株の動きが振るわず、後場にかけては前日終値を挟んだ揉み合いに。

売買代金上位はソフトバンクトヨタガンホー三井住友三菱UFJなど。
業種別では、値上がりは繊維製品、海運、倉庫・運輸、電気・ガス、その他製品など。
値下がりは金属製品、ゴム製品、保険、輸送用機器、不動産などが上位につけた。
東証1部の出来高は19億679万株。
売買代金は1兆7980億円。
騰落銘柄数は値上がり921銘柄、値下がり688銘柄、変わらず193銘柄。

明日は米グーグルやIBMが決算発表を受けて時間外で大幅下落となり、今晩の米国株安に対する警戒感がある。
また、GEやモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスなどの決算発表が予定されており、その内容が明日のハイテク株や金融大手の動きに影響を与える可能性が高い。
これらを抜きにしてもここ数日で日経平均は500円近く上昇しており目先は揉み合いながらの調整と考えておいたほうが良さそうとの話。