25日の東京市場で日経平均は反発。
米株安を受けて売り先行で始まったが、菅官房長官が「日米共同声明、調整中」などと発言したことで、TPP交渉の進展が期待されたほか、4月の東京都区部消費者物価が市場予想をやや下回り、日銀による追加緩和期待などから先物に買いが入り、前場中頃に指数は反転した。

個別ではヤフーと資本・業務提携の【3313】ブックオフ、前期最終を上方修正・過去最高益予想を上乗せの【2497】ユナイテッドなどがストップ高買い気配。
その他、決算内容を評価された【4751】サイバーエージェント、5月20日をもって東証1部銘柄に指定を好感された【3831】パイプドビッツなども高い。
仕手筋介入が噂されている【8103】明和産業は出来高を伴っての連日の上昇。
一方、前日まで4日連続ストップ高の【6336】石井表記はストップ高後、過熱感から利益確定売り優勢に。

業種別では鉱業や医薬品、電気・ガスなどが高く、証券や不動産が安い。
東証1部の出来高は9億5713万株、売買代金は8565億円。
騰落銘柄数は値上がり1259銘柄、値下がり390銘柄、変わらず155銘柄。
TPP進展、追加緩和期待などで買い一巡後は上値の重い展開、後場は週末とあってポジション整理の流れから上げ幅縮小も想定しておいたほうが良さそうだ。