30日の東京市場は小反発。
寄り付き前に発表された3月の鉱工業生産が市場予想よりも弱い結果となったが、相場への影響は限定的。
好調な企業決算を支えに買い優勢となった米株市場を手掛かりに、朝方は強含みの推移となった。
日経平均は100円超の上げ幅をみせたが、11時頃から次第に値を消す展開に。
後場入り後は、日銀の金融政策決定会合の結果で現状維持が伝わると買戻しが入るも一時的にとどまり、指数はマイナス圏に転落する不安定な動きとなった。

売買代金上位はソフトバンクトヨタアイフルホンダ三井住友など。
業種別では、値上がりは陸運、空運、医薬品、電気・ガス、食料品など。
値下がりは証券、その他金融、ゴム製品、海運、サービスなどが上位に並んだ。
東証1部の出来高は20億1962万株、売買代金は1兆9094億円。
騰落銘柄数は値上がり753銘柄、値下がり919銘柄、変わらず136銘柄。

市場は引き続き買い材料不足、神経質な展開が予想される。
好決算銘柄や中小型材料株に買いは入るものの吹いたら売られる相場展開。
また、好決算も市場コンセンサスに届かず売られるケースも多いだけに注意。
GW期間中ということもあり、しばらくは様子見、デイトレでの短期値幅取り継続が一番無難なところとの話。