23日の東京市場は続伸。
米株高や円安基調で前日からのリスクテイクの流れが続き、朝方から買い優勢で推移した。
日経平均は節目の14500円を回復する場面もみられたが、週末を前に上値ではポジション調整の売りにおされた。
ただ、上げ幅を縮小することなく、後場にかけては高値もみ合いとなった。
売買代金上位はミクシィソフトバンク三井住友三菱UFJ野村HDなど。
業種別では、値上がりは鉱業、不動産、機械、ゴム製品、保険など。
値下がりは空運、パルプ・紙、水産・農林の3業種のみにとどまった。

金融会合を境に相場のセンチメントが改善しており、東証1部の売買代金が2兆円に迫る水準(22日の1兆9851億円)まで市場エネルギーも回復したことを鑑みると、株価は目先の底打ちから戻りを試す局面へ向いつつあると考えられる。
イベントでは、30日に4月失業率・有効求人倍率、4月全国消費者物価指数、4月鉱工業生産といった重要指標を控えており、月末と週末が重なることもあってドレッシング買いも期待される。