28日の東京市場は続伸。
米ダウ平均が100ドル超の下落したことや前週末の上昇の反動などから、朝方から売り先行となった。
ただ、下げ幅は限定的で前場中頃に指数はプラス圏に浮上。
先物買いから値がさ株などに裁定取引が入ったことで上げ幅を拡大し、日経平均は節目の15500円を回復。
個別では、【3318】メガネスーパーが債務超過を解消し、上場廃止に係わる猶予期間銘柄から解除されたことを好感、一時ストップ高の大幅上昇となったほか、カジノ関連、ホールの建設・内改装を手掛ける【1847】イチケンがストップ高となった。
その他、【2121】ミクシィが後場に上げ幅拡大し年初来高値を更新。
また、【2438】アスカネット【3623】ビリングシステムなども人気を集めた。

売買代金上位はミクシィみずほアイフルソフトバンク三菱UFJなど。
業種別では、値上がりは銀行、パルプ・紙、海運、鉄鋼、建設など。
値下がりは鉱業、精密機器、その他製品、空運、電気・ガスなどが上位に。
東証1部の出来高は19億3115万株、同売買代金は1兆5922億円で、盛り上がりには欠ける展開だった。
騰落銘柄数は値上がり1009銘柄、値下がり623銘柄、変わらず182銘柄。

日経平均はもち合いレンジを上放れ。
目先注目が集まる米FOMC、米雇用統計を無事通過なら上昇トレンドが強まる可能性も。
ウクライナ問題などを警戒しつつも好決算銘柄、カジノ関連などのテーマ株の押し目などは積極的に狙っていきたいとの話。