29日の東京市場は小反落。
米FOMCや原油安を受け米市場が下落を受け日経平均は反落スタート。
その後は為替市場がやや円安方向に振れていることや値がさ株の一角が堅調に推移したことで下げ渋る展開となっている。
個別では、3Q累計業績を上方修正した【6723】ルネサスエレクトロニクス、黒字浮上の【3264】アスコット、増配発表の【3668】コロプラなどが大幅高と、決算を手掛かりした銘柄中心に買われている。
その他、「激突! ブレイク学園」が50万ダウンロードから【3785】エイティングや韓国子会社が同国ブライニクルと戦略的な連携契約を締結した【3823】アクロディアがストップ高。
【3656】KLABなど、ゲーム関連の一角も強いとなっている。

業種別では空運や医薬品、小売などが高く、その他製品や機械、海運などが安い。
東証1部の出来高は11億5073万株。
売買代金は1兆1276億円。騰落銘柄数は値上がり671銘柄、値下がり1032銘柄、変わらず158銘柄。
日経平均は米国市場の連日での下げに対し、さすがに弱含みとなるとみられていたが、予想以上の底堅さである。
年金資金と見られる買いが断続的に入っているとの観測もあるが、TOPIXが小幅ながらマイナスで前場の取引を終えており、後場は日銀のETF買い入れへの思惑も加わるとの話。