23日の東京市場で日経平均は4日続伸。
TOPIXは一時前日比マイナスに転じる場面もあった。
ユーロ圏財務相会合でギリシャの支援プログラムが4カ月延長されたことを米国市場が好感。
東京市場にも主力株中心に買い安心感が広がった。
一方、前週からの上昇で目先の過熱感があったことや、日経平均1万8500円の達成感なども午後の様子見姿勢を強める要因となった。
個別では、ベイン・キャピタル傘下によるTOB提案を検討していると発表した【1378】雪国まいたけや2部市場への変更記念株主優待を実施を好感された【3726】フォーシーズHDなどが一時ストップ高の急伸。
その他、ゲーム開発のトライエースの子会社化を発表した【9421】ネプロジャパン、航空機向けバイオ燃料の精製プラントを国内に建設する【2931】ユーグレナなども買われた。

東証一部の売買代金上位は、三菱UFJトヨタみずほ三井住友FGなど。
業種別の値上がりは陸運や水産・農林、空運、ガラス・土石など。
一方、値下がりは鉱業、保険、その他金融などが安い。
東証1部の出来高は24億9190万株で、同売買代金は2兆5294億円。
騰落銘柄数は値上がり816銘柄、値下がり923銘柄、変わらず123銘柄となっている。
日経平均株価が1万8500円台を付けたことで、目先の達成感が出たが、20日引け後に発表された2月第2週(9~13日)の投資部門別売買状況では金額ベースで外国人投資家が買い越しに転じたほか、信託銀行の買い越しも続いていることから、押し目待ちに押し目なしとなることも想定されるとの話。