24日の東京市場は136円高と5日続伸。
朝方は下げに転じる場面があったが、売り一巡後は堅調な推移となった。
前日の騰落レシオは141に達し、短期過熱感が意識されたものの、株価の先高感や企業業績の改善期待を背景に投資家の押し目買い意欲は強く、利益確定売りを吸収。
後場には円相場が1ドル=119円前半の円安水準に振れると、先物主導で上げ幅を広げて1万8600円台に乗せ取り引きを終えた。
個別では、高級腕時計の国内生産を6割増強と報じられた【6952】カシオ計算機が4連騰となったほか、【7203】トヨタが5日続伸で連日の昨年来高値更新などと東証一部主力銘柄が軒並み堅調な展開に。

東証一部の売買代金上位は、みずほ三菱UFJスカイマーク野村ホールディングスなど。
業種別の値上がりでは、ガラス・土石、鉄鋼、情報・通信、石油・石炭製品など、値下がり業種では、鉱業、ゴム製品、倉庫・運輸関連などが目立った。
東証1部の出来高は23億2021万株、売買代金は2兆4553億円。
騰落銘柄数は値上がり1051銘柄、値下がり683銘柄、変わらず128銘柄。

イエレンFRB議長の議会証言を控えきょうは動きづらい展開が予想されたが、終わってみれば日経平均は3桁の上昇で、終値ベースで1万8600円台を回復するなど騰勢を強める動きとなった。
明日は議会証言を受けた米国株式の動向に左右されそうではあるが、日本株のモメンタム自体は強く、米国株が急落するような展開とならなければ、日経平均の下値は堅いと予想する。
米国株にポジティブな反応がみられるようなら、一気に1万8800円からその上をうかがうような展開も期待できそうだとの話。