17日の東京市場は反発。
海外株高や賃上げ報道などによる国内景気回復期待などを材料に幅広い銘柄に買いが入った。
日銀金融政策決定会合の結果待ちで終盤は様子見色が強くなったが、利益確定売りをこなしながら堅調な展開となっている。
個別では、【7203】トヨタが上場来高値を更新したほか、セキュリティー関連、【4736】日本ラッド【3042】セキュアヴェイルがストップ高。
【3035】ケイティケイ【3356】テリロジーなども大幅高と人気を集める。
また、【8613】丸三証券が今期特別配当40円を含め期末70円(年間合計85円)の配当方針を示しストップ高買い気配に。

売買代金ではトヨタ自動車が上場来高値を更新したほか、ソニーに押し目買いが入った。
このところ軟調だったエーザイや武田薬などの薬品株が上昇した一方、三井不動産などの不動株が弱含んだ。
業種別では電気機器や証券、その他金融、医薬品、化学などの上昇が目立った一方、パルプ・紙や鉄鋼などが安い。
東証1部の出来高は9億3668万株、売買代金は1兆1481億円。
騰落銘柄数は値上がり1007銘柄、値下がり685銘柄、変わらず173銘柄。

本日の日銀金融政策決定会合はノーサプライズとみられ材料視されにくいとの見方。
後場は引け後の黒田日銀総裁の会見を前に買い手控えの可能性も。
直近、ほぼ一本調子で上昇してきただけに一旦の利食い売りなどにも警戒しておきたいところとの話。