前日の米2月耐久財受注が市場予想を大きく下回ったことで米株式市場が大幅安となったことや円高・ドル安に傾いたことが嫌気される状況。
外部環境の不透明感に加え短期的な過熱感もあり、寄り付き後は利益確定売りが強まり下げ幅を拡大する展開となっている。
個別では、出版社向けPOD流通サービスを開始すると発表した【9479】インプレスホールディングスが大幅続伸となったほか、調整一巡から【2323】fonfun【3742】ITbookが大幅上昇。
上場2日目の【3911】Aimingなど人気を集める。

業種別では、精密、その他製品、海運業の下落が目立つ一方、石油・石炭製品、鉱業が上昇した。
東証1部の出来高は11億6089万株。
売買代金は1兆3662億円。騰落銘柄数は値上がり175銘柄、値下がり1611銘柄、変わらず90銘柄。
日経平均がこれまで上昇基調をたどっていたことから過熱感が残っていたため利益を確保する売りが出やすい状況。
ただ、個人投資家による配当取りの動きや、日銀によるETFの買いに対する期待が投資家に安心感を与えているとの話。