2日の東京市場、日経平均株価は277円高と大幅反発。
前日の米市場は軟調な地合いも、前日までに大きく下げた反動から主力株を中心に買い戻しの動きが広がった。
また、ゆうちょ銀行の株式投資拡大への期待や、明日の投信設定に向けた需給思惑なども支援材料となり、寄り付き後も上げ幅を拡大する展開に。
後場には一時399円と一段と上げ幅を拡大する動きも見られたが、明日の米雇用統計などを見極めたいとの動きもあり大引けにかけてやや売りに押される展開となった。

個別では、防災用マグネシウム電池を材料視されている【5216】倉元製作所が5営業日連続のストップ高、光通信グループの資本参加を引き続き評価されてる【6775】TBグループも2営業日連続のストップ高となった。
その他、【3606】レナウン【3753】フライトホールディングスなどが急反発。
一方、直近大幅上昇の目立った【9479】インプレスホールディングスは増担保規制を嫌気され急反落となった。

業種別では、ゴム製品、陸運業、銀行業が上昇率上位だった。
一方、下落したのは鉱業のみ。
東証1部の出来高は23億8772万株で、同売買代金は2兆7909億円。
騰落銘柄数は値上がり1535銘柄、値下がり247銘柄、変わらず95銘柄。

日経平均株価は400円近く上昇する場面がみられたが、終値では277円高に上げ幅を縮小し、ボラティリティの大きい展開は継続。
明日の米雇用統計や米国企業の決算本格化で米国株式が落ち着くまで、東京市場も値動きが荒い展開が続く可能性が高そうだとの話。